ワンオラクル – 「おててと。」が占う１枚のカード

１９　太陽について

　「太陽（THE SUN）」は、象徴的には朝を告げ、光を与え、活力の源であり、陽であり、プラスです。しかし、太陽の熱は時として水を枯らし、大地を荒らし、あらゆる生命を脅かす脅威ともなります。太陽を神として崇める風習（太陽信仰）はエジプトやアステカ、日本など世界各地で多く見られます。

　命の連鎖を司る太陽の下で、裸の子供が日の光を浴びながら白馬にまたがり、大手を広げている様子が描かれています。これは「初々しさ、天真爛漫さ、無邪気さ」を表し、無防備に振る舞い、何も隠すことなくありのままの心を見せていることを示しています。

　子供が乗っている馬は、生きるための本能や生命力を象徴しており、人に飼いならされた本能が完全な一体化を遂げた絵柄とされています。人が乗る馬は「13 死神」カードにも描かれており、馬により、生と死が切っても切れない関係性であることが伺えます。

　このカードは太陽の象徴がもたらす明るさとエネルギーを強調し、無邪気な子供が生命力に満ちた馬に乗り、全てを受け入れる姿勢を象徴しています。太陽の光の下で心身が躍動し、自由な精神が花開く様子は、ポジティブで活力にあふれた展望を示唆しています。

［参考］https://ja.wikipedia.org/wiki/太陽_(タロット)