7月25日は「かき氷の日」。日本かき氷協会が制定したこの記念日は、「な（7）つ（2）ご（5）おり」の語呂合わせが由来とされており、夏の風物詩であるかき氷にちなんだ記念日です。
「かき氷」が運んでくる、涼と福
かき氷の起源は、なんと平安時代にまで遡ります。当時は削った氷に甘味をかけて味わう貴族の贅沢品でしたが、時代とともに庶民の間にも広まり、今では夏の涼を届ける代表的な存在に。
この「かき氷」という存在は、単なる清涼感にとどまらず、「火照った心を冷ます」「頭を冷やす」「ひらめきを引き出す」といった象徴的な意味も持っています。まさに、感情をやわらげ、直感を引き出す“涼の縁起物”とも言えるでしょう。
新月を迎えた本日は、静けさが一段と深まるタイミング。そこに重なる「かき氷の日」は、内面に静かに積もった熱を解かし、運を冷静に見つめ直すきっかけにもなります。
乙未（きのと・ひつじ）
本日の干支は「乙未」です。しなやかな感性に、あたたかな行動力を。
十干の「乙（きのと）」は、しなやかな草木のように柔軟で繊細な性質を象徴します。陽の「甲」に対する陰の木であり、強さというよりも「折れないしなやかさ」を大切にする気質です。流れを読み、環境に合わせて動く力がある乙は、感性を使った選択や、ひらめきを重視した行動に向いています。
一方、十二支の「未（ひつじ）」は、穏やかでやさしい性質を持つ動物。群れを大切にするイメージから、人間関係や共感、気づきや助け合いの象意を持ちます。また、十二支の後半に位置する「未」は、これまで積み重ねてきた努力がようやく形になり始める「実りの前段階」でもあります。
この「乙未」の組み合わせは、繊細な感性とやさしいまなざしが重なりながら、芯のある判断とあたたかな行動へとつながっていく日。
思いやりと知性、そのバランスが問われる一日となるでしょう。
五黄土星（ごおうどせい）
今日の九星は「五黄土星」。動かざる中心の力です。
五黄土星は九星の中央に位置する、まさに “中心” を象徴する星です。一見動きの少ない星ですが、その分、いざ動くときには大きな影響力を発揮する「芯の力」を秘めているのが五黄土星の特徴。自分の本心に正直であること、決して浮つかずに深く構えていること。それが五黄土星にとっての強さであり、動き出す際の確かな起点となります。
また、五黄土星は「再生」「再構築」「軌道修正」といった象意も持ちます。過去を見つめ直し、内面を冷静に整理することによって、新たな判断や流れを生み出すきっかけにもなるのです。
本日のように「感性」と「芯」が交わる日には、表面的な流れよりも、直感に従った深い判断が功を奏すかもしれません。
新月、かき氷の日、乙未、五黄土星…やさしさと芯のバランスが、福を呼びます。これらが重なる7月25日は、外からの派手な変化よりも、内面にある静かな熱や声に耳を澄ませることで開運となるでしょう。
誰かに強くアピールしたり、無理に流れを変えようとする必要はありません。大切なのは、あなたの中にある「やさしさ」と「芯」のバランスに気づくこと。それが直感を目覚めさせ、やがて “福をすくい取るスプーン” のような動きへとつながるはずです。
もし、何かが “冷たくて幸せ” に感じられたなら、それはきっと今日という日の福のサイン。静かな感性に、そっと耳を傾けてみてください。
良い一日を。
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